オーネット・コールマン

オーネット・コールマンが亡くなったそうです。

享年85歳だったそうです。

以前も書きましたが
この人の音楽は、最初聴いたとき
「これのどこがいいんだか?」
ってなもんで、さっぱりわかりませんでした。
それでも、たまに氣になって聴いているうちに
ある日、自分の感性のチューニングがアジャストして
聴いていて、キモチよくなるというものです。

アコースティックのトリオから
エレクトリックのファンクまで
時代に合わせて、変化していきましたが
自身の個性だけは、一貫していたように感じます。

ジャズの歴史の中でも
ワン・アンド・オンリーの存在であり
ずばぬけたオリジナリティがあったのではないでしょうか?

これでまた、「ジャズの巨星」が
ひとつ消えてしまいました。

なにかで読んだのですが
「ジャズ」という音楽にとって、
21世紀の前半とは
「巨人」と言われている人たちが
この世の中からいなくなってしまう時期である。
とのことです。

寂しいですが、それもまた現実です。

しかし、「巨人」といわれるプレーヤーの音楽は
時代が変わっても色あせることはありませんし

自分にとっては
巨人たちの残した作品で
まだ聴いていない作品のほうが
はるかに多く残されているというのが
ジャズの素晴らしいところです。

オーネット・コールマンの音楽は
毎日聴きたくなるようなものではありませんが

それでも、一回ハマってしまうと
定期的に、ムショーに聴きたくなるという
不思議な魅力があります。

今後も、たった一回だけ、ナマで聴いたときの
どハデなプリントスーツ

聴いていこうと思います。

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