オーネット・コールマン「チャパカ組曲」



ここのところ、長年さがしていたJAZZのCD
たて続けに再発されて、うれしいかぎりであります。

お値段も良心的だしね。

レコード会社(って呼び方は正しいのか?)が
めんどくさいからなのかわかりませんが
最近、レーベルまとめてドカン
というリリースが多いので
定期的にタワーレコードやディスクユニオンに行っていると
けっこうな確立で、掘り出し物に出会うことができます。

ま、その反面で、クズみたいなのも多いんですけどね。

今回ゲットできたのは
オーネット・コールマンの「チャパカ組曲」です。

オーネット・コールマンのことは
いまだになんなんだか?、よくわかっておりません。

でも、ついつい聴いてしまうというところが
この人が、ジャズ史上でも数少ない
「巨人」たる所以なんでしょうね。

オーネット・コールマンは
一回だけナマで聴いたことがあります。

大学三年生のとき、
今は無き「ライブ・アンダー・ザ・スカイ」
(L.U.T.S.は、夏の定番でした。頼むから、復活してくれー!)
で来日して
さすがビッグネームだけに
渋谷公会堂にて、単独公演したのを
思いつきで聴きにいきました。

そのときの印象ですが
今まで数多く行ったライブ&コンサートの中で
あんなにワケわかんないのは
未だに経験したことがないというものでした。

どハデな、プリントのスーツ(おいおい)
を着たオーネット・コールマンが真ん中に立ち
電氣ギター・電氣ベース・ドラムのリズムセクションが
2セット左右にセッティングされている
というものでしたが
オーネット・コールマンは、
ただ、ひたすらマイペースでアルトサックスを、
ペロペロペロペロ吹いているのですけど
左右のリズムセクションは、
同時に、
まったく違った曲を演奏しているというものでした。

こいつら、ナニやってんだろ?
と思いつつ聴いていると
全体はメチャクチャでありながらも
リズムセクションひとつ+オーネット・コールマン
という単位で、左右分けて聴いてみると
それぞれは、ちゃんとした曲になっている
ということに氣づきました。

つまり、ふたつの曲に合わせたアドリブソロを
ひとつにまとめて吹いているという
きわめて異様な演奏でありました。

唖然として聴いていると
いきなり、トランペットやバイオリンも演奏し始めましたが
アルトサックス以外は
「おいおい、おメーはシロウトかよ!
としか、当時の自分には聴こえませんでした。

アルトサックスに関しては、
伸びのある、ヌケた音で
切れ目無く、延々とフレーズが出てくるのには
「なんだかわかんねーけど
 これって、おそらく、ものすげーんだろーな?」
と思わせるものがありました。

とにかく、そのときは
「いいんだかよくないんだか、
 さっぱりわからんけど
 変わったものを体験したな。
という印象でした。

でも、今になってみると
「できるものなら、あのときの公演を
 ナマでなくてもいいから
 もう一回観てみたい。」
と思わせる、
強烈なインパクトがあったのはたしかです。

この人の音楽は
規定のルールやパターンを前提としていないので
聴いてみて好きならハマるし
面白くなきゃ、ただのヘンな音楽
ってことなんだと思います。

「チャパカ組曲」は、もともとは、
映画のサントラなんだそうです。

お金持ちのボンクラが
おカネにモノをいわせて、映画を製作して
オーネット・コールマンに音楽を依頼したものの
いざ、音楽ができあがって、聴いてみたら
圧倒されてビビって、
(映像が音に負けると思ったんだろね)
思わずボツにした、といういきさつのようです。

オーネット・コールマンのコンボとしては
きわめて評価が高い
デビッド・アイゼンソンのベース
チャールス・モフェットのドラム
というトリオに加えて
ホーン・セクションという編成です。

内容は、シンプルなジャズのリズムに
わけわかんない、ホーンセクションのユニゾンがのって
(これは、必要だったのだろうか?と思う。)
あとは、ひたすら、
オーネット・コールマンが、延々とアドリブを吹く
というものです。

CD2枚に、よっつのパートで構成されてますが
何回聞いても、
まったくフレーズがアタマに残らないというところが
ある意味、すごいところだと思います。

おかしなホーンセクションに耳が慣れてしまえば
オーネット・コールマンが、延々CD2枚分
ぶっ通しで吹き続けるアドリブは
何度でも、繰り返し聴きたくなります。

というわけで、最近は、ずっとこれを聴いています。

個人的には
オーネット・コールマンの、最高傑作だと思うな。

ジャズが好きな人であったとしても
万人におすすめできるCDではありませんが
オーネット・コールマンの音を聴いて
ちょびっとでも、何かを感じたことがある人は
この機会に購入しないと、
(2枚組みで¥1500円よ)
おそらく後悔すると思うな。



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