ジョージ・アダムス「ブレイク・スルー」



タワーレコードに行ったら
ジョージ・アダムスのCDが再発されておりました。

いやー、うれしいねえ。

わたくし、
ジャズを聴き始めて30年+アルファ経ちますが
ジャズに興味を持ち始めたころに勢いがあったのが
「ジョージ・アダムス&ドン・ピューレンカルテット」でした。

メンバーは
ジョージ・アダムス(TS・FL)
ドン・ピューレン(P)
キャメロン・ブラウン(B)
ダニー・リッチモンド(DS)

19歳のとき、深く考えもせず、
おやじに頼んでチケットを買ってもらった
「マイルス・デイビス&ギル・エバンス ダブルビルコンサート」にて
(今考えたら、とんでもなくゼイタクなライブを体験したんだな。)
ジョージ・アダムスは、
ギル・エバンスオーケストラのメンバーでした。

このコンサート(よみうりランド・オープンシアターイーストでした)で
ギル・エバンスオーケストラは、マイルスバンドを圧倒し
中でも、ジョージ・アダムスは
「あの、キ★ガイみたいな吹きっぷりのテナーは、ナニモノだ?」
ってなことで、いきなり話題のジャズメンになったのでした。

それから、続々と、
ジョージ・アダムス&ドン・ピューレン4のアルバムが
リリースされたのですが
「メタモルフォシス(今ではなぜか「シティ・ゲイツ」)」は
自分にとって、ワンホーン・テナーカルテットのアルバムでは
断然ナンバーワンなのであります。

言うまでもなく
「サキソフォン・コロッサス」より上ってことよ。

このころは、高度成長からバブルに移行していく時代で
世の中は、浮かれきっておりました。

そんな時代に迎合することなく
アダムス・ピューレン4は
アコースティックのワンホーンで
ちょっと、フリーのスパイスを効かせた
ゴリゴリの4ビートジャズで突っ走っていたのでした。

でも、フュージョン全盛の、軽薄な時代に、
(注:フュージョンも好きだからね。念のため。)
かえって「どヘビー」なアコースティックサウンドが受けたのか
アダムス・ピューレン4は、
野外ジャズフェスのスターになっていったのでした。

(今はなき)マウントフジ・ジャズフェスティバルの
常連でしたしね。

それから四半世紀が経過して
ジョージ・アダムスも、ドン・ピューレンもあの世に行ってしまい
音楽は、CD購入でなく、ダウンロードする時代となり
ジャズのCDも、
ど定番以外は、なかなか再発されないようになると
いつのまにか、CDショップのジャズコーナーに、
ジョージ・アダムスという棚はなくなってしまいました。

アダムス・ピューレン4が、消えてしまうのは
自分が30年間好きだったものが、
この世からなくなってしまうことだから
さびしい思いをしていただけに
店頭で再び再発されたCDを見かけたときは、
そりゃ、うれしかったわけですよ。

このアルバムは、
後期ブルーノートの、その他大勢の一枚だから
前述の「メタモルフォシス」のような、名盤ではないです。

ま、シブめの佳作ってやつですかね。

それでも、デジタルリミックスされて
音質はかなり良いから
聴いていて氣持ちいいです。

ジャズって、
録音が良いだけで、名盤になったりしますからね。

おすすめは、3曲めの
「ウイ・ハブ・ビーン・ヒア・オール・ザ・タイム」
という曲です。

日本語でいうと
「オレたちゃ、いつだってここにいるぜ。」ってな感じかね?

まさに、このバンドらしい演奏が聴けます。

ひかえめなテーマが、16小節目で、
ドン・ピューレンのピアノがブレークしたのをきっかけに
キャメロン・ブラウンのベースが走りだし
いっきにバンドがドライブする瞬間が、
たまらなくキモチイイです。

目立たない存在ではありますが
唯一の白人である、
ベースのキャメロン・ブラウンは
実は、このバンドの、
グルーブ感とドライブ感をつくってたんだなあということが
よくわかります。

これで、またジョージ・アダムスが見直されて
眠っているアルバムが、
音質アップされて再発してほしいなと思います。

いちおう言っとくけど
ジャズに興味がある人は
「メタモルフォシス(「シティ・ゲイツ」)」だけは
再発されたら、ナニを差し置いてもゲットしてくださいよ。

誰も評価しなくたって
おれは、
ジャズ史に残る大傑作だと思っておりますのでね。

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