オセロ・モリノウ「イッツ・アバウト・タイム」



「JAZZの名盤ガイド」という類の本をよく読みますが
紹介されているCDは、どこの店頭を探しても見当たらない
というものがほとんどです。

長年、
「入手できないCDを紹介するなんて
 ずいぶん不親切だな」
と思っておりましたが
実は、違った意味があるのではと
最近思うようになりました。

最近、ネットの時代になってから
CDの売れ行きは、年々落ちているようです。

中でも、JAZZなんて、
一部の超有名アルバム以外は
店頭から在庫がなくなったら、再リリース予定がなく
そのまま、この世からフェードアウトしてしまう
というものが、実は、たくさんあるのだと思います。

だから、誰かが地道に情報を発信し続けて
この世に
痕跡を残しておかねばならないってことなんでしょうね。

わたくしのコレクションで、
珍盤でありながら、実は、かなりの名盤で
ずっと愛聴しているCD
オセロ・モリノウの「イッツ・アバウト・タイム」です。

オセロ・モリノウといえば、
スチールドラムの神業的な名手です。

※)スチール・ドラムとは、
  夏になるとよく耳にするカリブっぽい音楽で
 「コキン・ポキン・テレテレテレテレ」
  って音を出してる打楽器ね。
  ドラム缶をぶった切ってつくるらしいですよ。

ジャコ・パストリアスが、
ウエザー・リポートを脱退したあと
ソロで活動していたときに、よく競演してましたので
この人の演奏を、ナニゲに耳にしたことがある人は、
けっこう多いと思います。

わたくし、高校三年生のときに、運良く
伝説の
「オーレックス・ジャズフェスティバル・日本武道館公演」に行き
ジャコ・パストリアス・ビッグバンドをナマで聴きましたが
(とんでもなくスゴかったぜ!)
オセロ・モリノウは、そこでの主軸メンバーでありました。

ピーター・アースキンの前に陣どって
金属音を出し続けるミュージシャンを見て
いったいあれは、なんなんだ?と、
衝撃を受けたのでありました。

それから、30年経った今でも、
ずっと氣になるミュージシャンですが
大学時代に、
新宿PIT-INNでライブしたのに行かなかったのが、
未だに悔やまれてならないのでありました。

ま、よっぽどのモノズキでもなければ
この人のことは知らないと思いますけど
ぜひ、ジャコ・パストリアス関係以外でも
音楽ファンの記憶の中に
残っていってほしいと思っているのでした。

ところで、「名盤」の定義って、なんでしょうかね?

わたくしにとっては
「アルバムの全曲を、ストレスなく聴くことができて
 何度も聴きたくなるもの。」
ということです。

どんなに有名なアルバムであっても
だいたい、何曲か、
「いらね」って曲が収録されてますので
全曲GOOD!って、意外と少ないですよ。

かの「サキソフォン・コロッサス」にしたって、
個人的には、
二曲目の「ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラブ・イズ」は
ダサくって、聴いてられませんしねえ。

この「イッツ・アバウト・タイム」というアルバムは
バラエティに富んだ内容でありながら
駄演奏・駄曲がまったく無いという、
隠れ名盤なのであります。

ゲストの、ランディ・ブレッカーやボビー・ミンツァーに
けっしてヒケをとることなく
電氣楽器による、8ビートのファンクや
16ビートのリズムにのって
スチール・ドラムの金属音が縦横無尽に駆け回るのは
ほんとうに聴いていてカイカンなのです!

飽きることなく、定期的に聴きたくなるアルバムで
聴けば、カリブの青い空と海が目にうかぶようです。

もし、どこかで見かけたら、
ダマされたと思って、即ゲットしてくださいませ!
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

いとしのデューク

Author:いとしのデューク
「週刊だるま通信」へ
ようこそ!

群馬県高崎市在住の
オーバーフィフティ
大学生と大学準備中の男の子
ふたりの父親です。

好きなものは
お酒(美味しければなんでも)
ジャズ
ラジオ
ウオーキング
ラグビー
魚(釣る・観る・食べる・飼う)
ラブラドール・レトリーバー
読書
神社めぐり&ご朱印収集
です。

日々のできごとを、
週単位で
氣まぐれに綴っていきます。

※)当ブログは、
 プライベートなものです。
 内容に共感できないかたは
 閲覧をご遠慮ください。
 また、
 公私で交流のないかたの
 記事転載は
 お断りいたします。
 同時に、
 匿名による迷惑コメントは
 すべて
 ブラックリスト報告のうえ
 削除させていただきます。
 

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
だるまフレンズ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR