30年の時空を超えて



今から30年前の、12月30日のことです。

第62回全国高校ラグビー大会二回戦にて
目黒高校と高崎高校が対戦しました。

その大会で、目黒高校は、準優勝しました。

つまり、われわれは、全国で二番目に強いチームと
高校ラグビーの聖地・花園ラグビー場のメインスタジアムにて
満員の観衆の前で、ガチンコで対戦して玉砕しました。

この試合は、自分にとって誇りであり
生涯忘れることができない、素晴らしい体験をさせていただきました。

当時の目黒高校は、ラグビーファンなら誰でも知っているチームであり
これまた、知らぬ人がいない名物監督である、梅木監督に率いられて、
全国大会で優勝したこともある、名門中の名門高校でした。

試合前夜に、宿舎で、東京大会の決勝戦のビデオを見ましたが
大東大一高と目黒高校の試合は、それはそれは壮絶なものでした。

試合終了直前まで、目黒高校がリードされていながら
自陣インゴールから展開して逆転勝利したのを見て
鳥肌が立つほど感動しつつ、
「明日、おれたちは、本当にこいつらと試合するのか?」という
恐怖心を感じたものでした。

このときの目黒高校は、FWのモールと、HB団が超高校級と聞いておりました。

いざ、対戦してみると、
強いのはもちろんですが、あまりにもうまくて、
試合中にもかかわらず、感動した記憶があります。

結果は、30対4というスコアでした。

われわれが最上級生のときの公式戦で
最多失点・最多得点差での敗戦でした。

完膚なきまでに負けたという思いでしたが
最近のラグビーは、100点ゲームなど、
大差がつく試合もよくあるので
それを考えれば、健闘したと言えるのかもしれません。

先日、ひょんなきっかけで、
当時の両チームのスタンドオフが再会する機会に同席しました。

われわれは、48年間の人生の中で
たった60分間だけ
しかも、敵味方同士として試合した時間を共有しただけです。

しかし、ほぼ初対面にもかかわらず
まるで、旧知の友人のように、話はつきませんでした。

相手の目黒高校SOは、大学を経て、東京三洋(当時)にすすみ
黄金時代の神戸製鋼やサントリーと、激闘をくり返し
イアン・ウイリアムスの、終了まぎわの逆転激走トライという
日本ラグビー史に残る、伝説の試合でも
司令塔として、グラウンドに立っていた人です。

それぞれが、ラグビーと関わってきた密度に差はありますが
濃密な時間を共有したことがあるという、ただそれだけで、
仲間でいられるというのがラグビーの素晴らしさです。

これが、「ノーサイド精神」だとしたら
ラグビーに出会えて、本当に良かったと感じます。


しかし、この展開って、まるでテレビの企画ですよね。

インターネットの時代とは、すごいもんだと感じるのと同時に
インターネットや、SNSというものがあればこそうまれた機会なので
現代の情報通信環境のありがたさを、痛感いたしました。



スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

いとしのデューク

Author:いとしのデューク
「週刊だるま通信」へ
ようこそ!

群馬県高崎市在住の
オーバーフィフティ
大学生と大学準備中の男の子
ふたりの父親です。

好きなものは
お酒(美味しければなんでも)
ジャズ
ラジオ
ウオーキング
ラグビー
魚(釣る・観る・食べる・飼う)
ラブラドール・レトリーバー
読書
神社めぐり&ご朱印収集
です。

日々のできごとを、
週単位で
氣まぐれに綴っていきます。

※)当ブログは、
 プライベートなものです。
 内容に共感できないかたは
 閲覧をご遠慮ください。
 また、
 公私で交流のないかたの
 記事転載は
 お断りいたします。
 同時に、
 匿名による迷惑コメントは
 すべて
 ブラックリスト報告のうえ
 削除させていただきます。
 

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
だるまフレンズ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR